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Illustratorベジェ曲線講座工場長

41.文字を扱う

イラストレーターで文字を扱います。

●アドビ イラストレーター(Adobe Illustrator)の文字

イラストレーターの基本はベジェ曲線なので、一文字ずつペンで描いていく方法も考えられますが、文字数が増えると時間がかかりすぎて現実的に不可能です。

そこでイラストレーターでは文字のベースにだけベジェ曲線を使い、文字本体はパソコン内部にある文字データを利用しています。

イラストレーター(AdobeIllustrator)の文字ツール

ツールパネルの「文字ツール 」で画面をクリックするとカーソルが出ます。続いてキーボードから文字を入力していきます。ワープロソフトのように[Enter(return)]キーで改行も可能です。

ペンツールと同様に[command]キー(Mac)/[Ctrl]キー(Win)を押していると一時的に選択ツールに切り替わるので、そのまま作業エリア内をクリックすると入力が完了します。他のツールを使用しても入力が完了します。

入力した文字を選択ツールで選択すると、アンカーポイントからベースになるラインが表示されます。この時はベースに含まれるすべての文字が1つのオブジェクトとして扱われ、通常のパスと同じように移動や消去ができます。また、文字ツールで文字を打ち直したり、フォントを変更したり、大きさを変えたりすることもできます。

文字はキーボードから入力する以外に、ワープロソフトなどからコピーした文章をペーストする方法もあります。

イラストレーターの書類上の文字もコピー&ペーストできますが、この場合は文字だけでなく、フォントの種類や色、大きさなどの属性まで一緒にコピー&ペーストされます。

文字を選択したまま書式メニューの[アウトラインを作成]を行うと、文字がアウトライン(ベジェ曲線)に変換されます。

イラストレーター(AdobeIllustrator)の文字をアウトライン化

一度文字をアウトラインにしてしまうと、もう元には戻りません。その代わりに個々の文字が、普通のパス同様に自由な形に加工できるようになります。

普通の文字ツール以外に、パスに沿って文字を入力する「パス上文字ツール」と、パスの内部に文字を入れる「エリア内文字ツール」があります。用途によって使い分けることになります。


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