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Illustratorベジェ曲線講座工場長

2.アドビ イラストレーターとフォトショップで解像度を扱う

イラストレーターとフォトショップで実際に解像度を決めてみましょう。そのためには解像度についてもっとよく知る必要があります。

●解像度とは何か?

これはプリントをするときに1インチ(およそ25mm)あたりにいくつの四角を並べるか(何ピクセルで表現するのか)を表すものです。解像度の単位でよく見かけるのが「dpi」です。「1dpi」だと25mm角の四角が1枚だけです。これでは何も描けません。

解像度とは何か

「10dpi」だと25mmの間に10個の四角が並ぶので、四角1つが2.5mm角です。セーターの模様に近い感じですね。アルファベットやひらがななら、なんとか読むことはできそうです。

「100dpi」なら0.25mm角です。0.25mmといえばシャーペンの芯の太さの半分ですから、かなり細かい表現が可能となります。ちなみにMacの画面表示では72dpiという数値が基準になっています。このレベルならフォントの種類も表現できますし、漢字でも大丈夫です。

同じ1インチ(およそ2.5cm)の範囲でも情報をたくさん詰め込むほど表現できる幅が広がります。このように画像の情報が多いものを「解像度が高い」と呼んでいます。

【参考】
ブラウザの表示は、解像度の基準がMacが72dpi、Winが96dpiになっています。Webでフォントのサイズをptで指定すると、72÷96=0.75で、MacではWinと比べると文字の大きさが0.75倍になります。つまり同じ設定でもMacの方が文字が小さく表示されてしまいます。最近はMacのブラウザでもユーザーの多いWinに合わせて96dpiで表示できるようになっています。

ちなみにIllustratorでpt指定をするとMacもWinも同じ大きさになります。

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●解像度を決める

まず、アドビ イラストレーター(Adobe Illustrator)です。解像度を考えることは、あまりありません。

書類設定で解像度を設定できますが、デフォルト(初期)設定が800dpiです。通常の印刷に必要な解像度は350dpiなのに、その倍以上細かい設定になっています。そのため、ドローでベジェ曲線を扱っている分には、解像度は意識しなくても問題ありません(ベジェ曲線をビットマップ形式の画像に変換(ラスタライズ)する場合には解像度が関わってきます)。

IllustratorCSでは、パスの平滑度(プリント時のプリントダイアログで設定。スライダをいちばん高画質側にしておけば大丈夫です)に変わっています。

だからイラストレーターで新規書類を作るときは、使用するサイズさえ決めれば作業を始めることができます。

イラストレーター(AdobeIllustrator)で新規書類を作成

イラストレーター上で10cmの大きさの円を作れば、印刷時にそのまま10cmの円として出力されます。当たり前ですね。

でもアドビ フォトショップ(Adobe Photoshop)では、10cmの円を描きたくても描けません。

なぜならフォトショップなどのペイントソフトで、基本の単位は「cm」や「mm」ではなく、「ピクセル」になるからです。縦、横それぞれにいくつ四角が並ぶかで、画像の大きさを決めています。

しかしそのままでは、印刷するときの大きさが分かりません。そこで登場するのが解像度です。

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ここで1000ピクセル四方の画像を用意します。解像度が「1dpi」だと1インチ(およそ25mm)に1ピクセルで済みます。1000ピクセルの画像なら

(1辺の長さが)25mm×1000(ピクセル)=25m

プール大の巨大な画像となります。

こんどは解像度を「250dpi」にすると、1インチに250ピクセルづつ割り当てることを意味します。計算すると

(1辺の長さが)1000(ピクセル)÷250(dpi)=4インチ(およそ100mm)

先程と同じ画像なのに、たった10cmにしかなりません。密度が細かい分、小さい画像になってしまいます。ちなみに1ピクセルあたりの大きさは

25mm÷250(ピクセル)=0.1mm

髪の毛の太さと同じぐらい細かくなります。「1dpi」なら25mm角のモザイク画でしたが、0.1mm角のレベルになると、画像が四角の集合体であるようには見えません。画像を自然な感じに見せたければ、ある程度の解像度が必要だということです。

フォトショップ(Photoshop)で解像度を変更

では、パンフレットや広告などの印刷に使う画像は、実際どれぐらいの解像度が必要でしょうか?

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●印刷物の解像度

普通は「350dpi」です。ハガキ大(14cm×10cm)の小さいものでも1,929×1,378ピクセルの画像を必要とします。

家庭用のプリンターなら200〜240dpiぐらいでも大丈夫です。もっと解像度が低くても気にならないかもしれません。

フォトショップ(Photoshop)で新規書類を作成

あるいは大判の印刷物で、離れた場所から見るようなものであれば、解像度は低くても問題なしです。(もっとも、大判ということは出力する用紙のサイズが大きいので、結局必要になる画像の大きさも、その分大きくなります)。

最終の大きさや必要とされる解像度をきちんと確認したうえで、制作することになります。分からなければ原寸(100%)時に解像度350dpiで作成しておくと無難です。

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●縮小した解像度は元に戻らない

解像度が高いとファイルサイズが大きくなります。プリントにも時間がかかります。しかし、一度小さくしたものを大きくはできないので、とくに問題がなければ解像度はなるべく高くしておくほうが融通が利きます。

画像の劣化

ちなみに200ピクセルの画像は、解像度が10dpiでも350dpiでも画面に表示するときは200ピクセルのままなので、Webや映像の世界では解像度は関係ありません。あくまでも印刷(プリント)のときにだけ有効な設定です。ビデオや映画は縦横何ピクセルと決まっていますので、基準となる単位もピクセルとなります。


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